占いって当たるんですか?

長崎の「占い心理セラピスト幸せ師ユーイチ」です。
よく「占いって当たりますか?」と質問されます。
これは、けっこうみなさん抱いている疑問ではないでしょうか?
この質問に、真っ向から現役占い師がお答えします。

 

【もくじ】

1.未来は決まっているのか?  

2.占いに科学的根拠や統計学的根拠はあるのか?

3.人の運命に法則性はあるのか?

4.同じ占いでも、当たる占い師と当たらない占い師がいるのはなぜか?

5.占いの結果をどう受けとめたらよいのか?

1.未来は決まっているのか?

占いが100%「当たる」のであれば、未来は決まっているという前提が必要です。

なぜなら、未来が常に変化する場合、100%当てることなど不可能だからです。

では、未来は決まっているのか? 変化するのか? という問いに関しましては

「未来は常に変化している」

と考えるのが、妥当なようです。

現代物理学である量子論では、パラレルワールドの存在を認めつつあります。

ということは、私たちが選ばなかった世界が存在するということであり、それは同時に未来にはいくつもの可能性があることを示唆しています。

運命学(スピリチュアル)では「宿命は変えれない。運命は変えれる。ご縁は選べる」と考えられています。

宿命=生まれ
運命=未来
ご縁=人との関わり

ですので、未来(運命)は変化していると考えられます。

科学の面でも、運命学(スピリチュアル)の面でも、未来は変化すると考えられています。

ですので、現時点では「未来は変化する」と考えてよいようです。

未来が変化するということは、占いで100%未来を当てることは不可能だということになります。

そもそも「当てる」という言葉は、不確かなものを推測する場合に使われます。

天気予報も「当たる」という表現をしますが、あれだけ最新の人工衛星とコンピューターを使って計算しても100%は当たりません。

しかし、100%当たらなくても、天気予報を参考にはするはずです。

占いも同じです。

100%当たらなくても、参考にはなります。

あくまで占いとは「盲信するもの」ではなく「参考にするもの」だということを憶えておいてください。

ですから「この人と結婚すると絶対不幸になる!」とかいう言葉に振り回される必要はありません。

「絶対」と言い切る占い師は偽物と考えて良いと思います。

なぜなら、変化する未来に「絶対」はないのですから。

ただし、天気予報で雨とでたら気象学的根拠があるように、占いで悪い結果が出たとしたら(それがちゃんとした占い師だったら)占い的根拠があります。

なので、良い結果が出たら、その結果に導かれるように努力していけばいいのですが、悪い結果が出たら、その根拠に対処していくことが大切なのです。

本物の占い師というのは、もし悪い結果が出ても、その占い的根拠をしめして、ちゃんとその対処法を伝える人なのです。

「占いはなにを言われるかわからないから、怖い」という方も多いですが、本物の占い師なら、ちゃんと対処法を伝えてくれるので、怖いことはなにもありません。

ただし、その対処法として「この壺を買えば幸せになれる」などと、霊感商法をする占い師には気をつけてください(笑)

 

2.占いに科学的根拠や統計学的根拠はあるのか?

占いには、科学的根拠や統計学的根拠はあるのでしょうか?

科学的とは現時点では「再現性がある」「実証できる」ということが前提となっています。

残念ながら、現時点で占いは実証はできません。

星の動きや、手のひらにあらわれる線や、神秘的なカードが、その人の未来を表すという関連性を実証できないからです。

また、再現性も確かではありません。

占い通りになることもありますし、占い通りにならないこともあるからです。
(前述しましたが、未来は変わるのですから当然のことです)

なので「科学的根拠がある」というのは、現時点では無理があります。

いつの時代か、この関連性を実証できるようになる時が来るまでは、占いは科学的根拠は薄いと言わざるをえません。

 

統計学的根拠については、諸説あります。

たしかに、統計的には生まれた年や月で、人格形成に影響があることが分かってきたからです。
(たとえば、寒い月に生まれた人は我慢強いなど)

また、手相占いの統計をとったところ、的中率が高かったという研究結果もあります。

しかし、それはバーナム効果(誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる性格だと捉えてしまう心理学の現象)であると言う学者もいます。

現時点では「統計的に占いは根拠がある」という人と「統計的根拠はない」という意見に分かれており、決着はついていません。

 

では、私はどう考えているかというと「この世界には、なんらかの法則とパターンがあり、それを表したのが占いである」と考えています。

太陽は昇れば、沈みます。

海は、潮の満ち引きを繰り返します。

季節は、春夏秋冬で繰り返します。

この世界には、普遍の法則が働いています。

その法則が、植物はもちろん人体にも影響を与えます。
(作物の収穫の時期、月の満ち欠けが精神的影響を与えるなど)

人体に影響を与えるのならば、人間の運命にも影響を与えるだろうと考えたのが占いなのです。

つまり、人の運命にもなんらかの法則性があるのではないかと考えるわけです。

 

3.人の運命に法則性はあるのか?

本当に、人の運命に法則性はあるのでしょうか?

ここで検証してみましょう。

あなたの運命の法則性を知る方法です。

これは、占い師も「自分の生年月日が、はっきり分からない人」をみるときに使う方法です。

まず、あなたの人生の年表を書きます。

生まれてから今までの人生の出来事を、思いつく限り年齢順に書いていきます。

次に、一年ごとの運気を自己評価で良いので書いていきます(「最高・良い・普通・悪い・最悪」など)

そうすると、運気にある一定のバイオリズムがあることに気づきませんか?
(3年毎に、運気に変化があるなど)

それこそが、あなたの運命の法則です。

この周期は、個人差はありますが、だいたいひとつの大きなパターンとして12周期が多いようです。

そう、太陽の運行周期ですね。

この法則を生まれた日から割り出したのが、占星術や四柱推命に代表される「生年月日占い」なのです。

生年月日占いが「いまいち当たらないな~」と思う人は、ぜひここで紹介した自分の運命の法則を割り出す方法を試してみてください。

下手な生年月日占いより当たります(笑)

これは、実証するというよりは、ご自身でやってみて体験するのが一番です。

そうすれば、自分の人生に不思議な法則があることに気づけるはずです。

 

4.同じ占いでも、当たる占い師と当たらない占い師がいるのはなぜか?

基本的に占いは、同じ占術なら同じ結果が出るようになってます。

その占い師がよっぽど勉強不足でない限り(笑)、ちゃんと学んでいる占い師が、同じ占術で鑑定したなら結果は同じになることが一般的です。

手相でも、どの本を読んでも基本的な解釈に大差はありません。

しかし、それでも同じ手相家でも「当たる」といわれる人と「当たらない」と言われる人がいます。

この違いはなんでしょうか?

それは経験知です。
(※経験値とは少し違います)

経験知とは、人生の経験を通して得た知恵です。

ベテラン刑事は、通行者の挙動を見ただけで不審者を見抜くといいます。

でも、なぜ見抜いたのかと聞かれても「長年の勘です」としか答えようがないそうです。

経験知も、これに似ています。

たくさんの人間を鑑定したり、人間観察してきた経験で得た知恵なのです。

その結果「未来はこうなっていくだろう」と、なんとなく勘で分かってくるのです。

当たると有名な占い師には、過去に水商売や風俗、営業職など、人と深く関わる仕事をしていた方がわりと多いです。

それはきっと、人と深く関わる仕事をして、人間というものに対する経験知を養った結果だと思います。

(余談ですが、私も水商売と営業職を経験しています)

占いを使わなくても、霊能力者やチャネリングで未来を当てる人には、この経験知が高い方が多いです。
(もちろん、人知を超えた力による人もいるかもしれませんが)

 

また、知能レベルが高い人も、見えない法則性を見抜く能力があると言われています。

たとえば、よくある知能テストで

【問】下記の法則でならんだ数字があります。この法則に従うと、「?」に入る数字はなんでしょう。

 

というのがあります。

答えは、このページの一番下に書いておきますね。

知能レベルが高い方は、普通の人が気づかない法則にも気づけることが多いのです。

ただし、知能レベルと勉強の偏差値は必ずしも一致しないので、良い大学を出ているからと言って、人を見抜けるとは限りません(笑)

 

結論から言うと、同じように勉強しているのに、当たる占い師と当たらない占い師がいるのは「経験知」もしくは「知能レベル」の差です。

ちなみに「私、知能テスト悪いから占い師になれないんですか?」という方はご安心ください。

「知能レベル」が低くても「経験知」で補えます。

むしろ「経験知」の方が、実際の鑑定では役に立つことが多いです。

 

ただ、世の中には占いなど勉強していないし、たいした人生経験もなさそうなのに、やたら勘が鋭い人っていますよね。

それは「知能レベル」が関係している可能性が高いです。

逆に、たいして頭良さそうに見えないのに(失礼w)、やたら勘が鋭かったり、見抜く力を持っている人もいます。

それは「経験知」が関係している可能性が高いです。

 

なので、占い師は占術を学ぶのはもちろんのこと、様々な人生経験をして「経験知」を高めたり、様々な分野の知識を得て「知能レベル」を高めていくことが大切なのです。

それこそが、同じ占術を学んでいても、「よく当たる」と「あまり当たらない」の違いを生むのです。

 

5.占いの結果をどう受けとめたらよいのか?

では、占いの結果をどう受けとめたらよいのでしょうか?

占いは、未来を予測するツールです。

あくまでツールであり、振り回されるものではなく、使いこなすものなのです。


たとえば天気予報で、キャンプする日の予報が「雨」だったとします。

それならば、別の日に変更することもできます。

どうしてもキャンプをしたいなら、雨具を用意してキャンプを強行することもできます。

晴れの所にキャンプする場所を移動することもできます。

事前に分かっていれば、対処できるのです。

雨だからといって、なにも絶対中止にする必要はないわけです。

占いも同じです。

占いで「彼と別れた方がいい」と出たとします。

だったらと、次の相手を探すのもいいでしょう。

相性が悪いとわかっていても、それを覚悟のうえで付き合うこともアリなのです。

彼のことが好きだから別れたくない場合は、その原因を占って対処することもできます。

事前に分かっていれば、対処できるのです。

占いで別れたほうがいいと出ても、なにも絶対に別れる必要はないわけです。

 

この世には因果の法則がありますから、「占いの結果」には「なんらかの原因」があるのです。

良い占い師とは、占いの結果を絶対のものとして押し付けるのではなく、結果に対してどう対処していくかを伝えることができる人だと思います。

 

これを読んでくださった皆様には、占いに振り回されるのではなく、占いを人生を好転させるためのツールとして活用していただければと思います。

 

《あなたの人生を好転させる個別鑑定》

 

【知能テストの答】

答:4

この数字は、両端のマスの数字の合計が、真ん中の2マスの合計という法則で並んでいる。

1段目:5+8=13
2段目:7+7=14
3段目:9+5=14
4段目:5+6=11