占いは科学的に証明されている「ゴークラン効果って知ってますか?」
占いは科学的に証明されている。
「いや、占いには科学的根拠も、統計学的証明もないと学者が言ってましたが」という方もいるけど、だったら「ゴークラン効果」について調べてみるといいです。
フランスの統計学者ミッシェル・ゴークランは、占星術史の中では有名であり、統計的手法によって、出生時の星の位置が、その人の才能に影響があることを証明した人物です。
彼はまず、5万人のデータを集めて、その中でも火星の位置に注目しました。
すると、スポーツ選手の中でも一流になる人には、火星の位置に偏りがあることが分かりました。
(※専門的にいうと、ホロスコープのアセンダントの上方に火星が位置する選手が多かった)
その偏りは、統計学上有意であるといえるものでした。
火星は、闘争や競うことを意味する星。
アセンダントは、ホロスコープ上でその人のそのものを表す位置。
なので、ホロスコープにおけるアセンダント上に火星がある人は、競う分野で優位であることが統計学的に証明されたのです。
はじめ、ゴークランは「これは自分の集めたデータに偏りがあったのかもしれない」と思い、第三者機関に確認をお願いしました。
※自分の研究結果を、第三者機関に証明してもらうことをメタ分析といい、メタ分析でも証明された結果は、科学的に信憑性が高いとされています。
メタ分析の結果、やはり「ゴークランの主張は、正しいと認めざるを得ない」という結論が出ました。
科学者は、ゴークランの主張が正しいことを認めざるをえなくなったのです。
その後、月、金星、木星、土星についても同様の効果が得られました。
ただし、この話にはオチがあって、ゴークランは火星・月・金星・木星・土星の特定の位置については、統計学的に正しいことを証明したが、それ以外の星については統計学的有意性を見つけることはできなかったのです。
それどころか「火星・月・金星・木星・土星の特定の位置について以外は、占星術は統計的にまったく意味がない」というレポートも発表しているのです。
(※これが、のちに占星術師たちとの間にも軋轢をつくる原因となる)
そのことを持ち出して「ほら、やっぱり占いはすべてが科学的というわけではないんだよ。ましてや、占星術以外の占いなんか、まだまだ科学的根拠はないよね?」と言い出す輩もいます。
しかし、ではなぜ特定の星が特定の位置にあると、その人の才能に統計的な差異が生まれたのでしょう?
出生時の特定の星の位置が、その人の才能に影響があることはゴークラン効果で証明されています。
ということは、星は人間になんらかの影響を与えているという証拠ではないでしょうか?
これから先、さらに科学が進めば、もっと星と人間との関係性が明らかになっていく可能性もあります。
ですので「占いなんて科学的根拠ない」という発言こそ、科学的根拠がないと言えるのです。
少なくとも「占星術に関しては」です。